上智大学外国語学部英語学科で学べることとは?英語を通して世界を理解する学びを解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学外国語学部英語学科で学べることとは?英語を通して世界を理解する学びを解説」です。


英語学科は「英語を勉強する学科」ではない

英語学科と聞くと、「英語が得意な人が集まる学科」「英会話を学ぶ場所」というイメージを持つ人も多いかもしれません。

もちろん英語力を高めることは大切ですが、上智大学外国語学部英語学科の学びはそれだけではありません。

英語という言語を通して、人間や社会、文化、歴史、価値観の違いを理解していくことが大きな目的です。

たとえば同じ言葉でも、国や地域によって受け取り方が異なることがあります。

なぜそのような違いが生まれるのか。

言葉はどのように社会と結びついているのか。

英語学科では、そうした問いについて深く考えていきます。

そのため、「英語が好き」という人だけでなく、「海外の文化に興味がある」「国際的な問題について考えたい」「人と人とのコミュニケーションに関心がある」という人にも魅力的な学科です。


高校の英語と大学の英語は何が違うのか

高校までの英語学習では、単語や文法、読解、リスニングなどが中心になります。

大学入試でも英語力は重要な評価対象です。

一方で大学の英語学科では、「英語を使って何を考えるか」が重視されます。

たとえばニュース記事を読みながら国際問題について議論したり、文学作品を通して人間の生き方について考えたりします。

英語そのものを学ぶだけではなく、英語を使って世界を理解していく学びへと変わるのです。

これは部活動に例えるとわかりやすいかもしれません。

高校では基礎練習やルールを学びますが、大学ではその競技の戦術や背景まで考えるようになります。

英語学科も同じで、「使える英語」の先にある学問的な探究へ進んでいくのです。


英語学科ではどのようなことを学ぶのか

上智大学外国語学部英語学科では、さまざまな分野から英語と向き合います。

  • 英語学
  • 英米文学
  • 異文化理解
  • コミュニケーション論
  • 翻訳・通訳
  • 国際社会と英語

英語学では、英語の仕組みや成り立ちを学びます。

なぜ英語にはさまざまなアクセントが存在するのか、なぜ同じ意味でも表現方法が複数あるのかなど、言語そのものを研究します。

英米文学では、小説や詩、演劇などを読みながら、人間の感情や社会の変化について考えます。

文学というと難しそうに感じるかもしれませんが、実際には恋愛や友情、差別、戦争など、現代にも通じるテーマが数多く扱われています。

また、異文化理解やコミュニケーション論では、文化の違いによって生じる考え方や価値観の違いについて学びます。

国際化が進む現代社会では、多様な人と協力する力がますます重要になっています。

英語学科では、その基礎となる考え方を身につけることができます。


実際の学びをイメージしてみよう

例えば、「なぜ同じ英語でも国によって使い方が違うのか」というテーマを考えてみましょう。

アメリカ英語とイギリス英語では、単語や発音に違いがあります。

さらに、インドやシンガポールなどでは、その国独自の英語表現も存在しています。

その背景には歴史や文化、政治的な事情があります。

大学では単に違いを覚えるのではなく、「なぜそうなったのか」を調べ、考察し、自分なりの意見をまとめます。

また、英語で書かれた新聞記事を読み、環境問題やAI、貧困問題などについて議論する授業もあります。

高校までの「正解を答える勉強」から、「問いについて考え続ける学び」へ変わるのです。


推薦入試で見られている力とは

英語学科を志望する場合、「英語が得意です」というだけでは十分ではありません。

推薦入試では、英語を通して何を学びたいのか、自分はどのようなことに興味を持っているのかが重視されます。

特に評価されやすいのは次のような姿勢です。

  • 自分なりの問いを持っている
  • 物事を多面的に考えられる
  • 異なる価値観を尊重できる
  • 対話を通じて学ぼうとする姿勢がある
  • 興味を深く掘り下げられる

例えば、海外ドラマが好きという興味からスタートしても構いません。

そこから「なぜ文化によって価値観が違うのだろう」「言葉は人間関係にどのような影響を与えるのだろう」と考え始めることができれば、それは立派な学びの入口です。

推薦入試は完璧な人を探す試験ではありません。

むしろ、疑問を持ち、その答えを探し続けられる人が評価されやすい試験です。


英語が得意でなくても興味があれば大丈夫

英語学科に興味はあるけれど、「自分は帰国子女ではないし英語も特別得意ではない」と不安になる人もいるかもしれません。

しかし、大学で大切なのは今の完成度ではありません。

これからどのように学びたいかという意欲です。

もちろん英語力は必要ですが、それ以上に知的好奇心や探究心が重要になります。

英語を使って世界を知りたい。

異なる文化や価値観について学びたい。

国際社会の課題について考えたい。

そうした思いがある人にとって、英語学科は大きく成長できる場所になるでしょう。


まとめ

上智大学外国語学部英語学科は、単に英語力を伸ばす学科ではありません。

英語という言語を通して、人間や社会、文化、国際問題を多角的に理解していく学科です。

高校までの学びが知識を身につけることだとすれば、大学ではその知識を使って問いを深めていく学びへと変わります。

推薦入試でも求められるのは知識量だけではありません。

自分なりの興味や疑問を持ち、それを深く考え続けようとする姿勢が大切です。

もし今、「英語が好き」「海外に興味がある」という気持ちがあるなら、その興味を少しずつ深めてみてください。

その先に、大学で学びたいテーマが見えてくるかもしれません。

ぜひ英語学科についてさらに調べながら、自分自身は何に興味を持っているのかも考えてみてください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。