自己推薦書を書いていると、

「何を書けば合格レベルになるの?」
「良い自己推薦書の特徴が知りたい」
「どこが評価の分かれ目になるの?」

と悩む人はとても多いです。

上智大学の推薦入試では、文章のうまさよりも、経験の捉え方や思考の深さ、学びへの姿勢が評価されます。

ここでは、合格する自己推薦書に共通する特徴を分かりやすく解説します。


合格する自己推薦書は「特別な経歴」があるわけではない

合格者の自己推薦書には、

・全国大会出場
・大きな受賞歴

といった特別な実績が必ずあるわけではありません。

評価されるのは、

✔ 経験の意味を考えているか
✔ 学びが志望理由につながっているか

です。


共通点①:経験が具体的に書かれている

評価される自己推薦書は、経験が具体的に伝わります。

✔ どんな場面だったのか
✔ 何が起きたのか
✔ 自分はどう関わったのか

が読み手にイメージできることが大切です。


共通点②:気づきや学びが明確

単なる出来事の説明ではなく、

・何に気づいたのか
・何を学んだのか
・考え方がどう変わったのか

が示されています。


共通点③:経験と志望理由がつながっている

良い自己推薦書では、

経験 → 気づき → 学び → 学びたい理由

という流れが自然につながっています。

経験が志望理由の根拠になっていることが重要です。


共通点④:自分の言葉で書かれている

評価される文章は、

・背伸びした表現ではない
・難しい言葉を並べていない
・自分の言葉で書かれている

という特徴があります。

自然な文章の方が人物像が伝わります。


共通点⑤:思考の過程が見える

大学が知りたいのは結果だけではありません。

・なぜそう考えたのか
・どのように悩んだのか
・どう乗り越えたのか

といった思考の過程が伝わると、人物像が明確になります。


共通点⑥:上智の学びとの接点がある

上智では、

・対話を通した学び
・他者理解
・多様な価値観との出会い
・社会との関わり

が重視されています。

そのため、

・人との関わりから得た学び
・価値観の違いに気づいた経験
・社会への関心

などが自然に結びついている内容は評価につながります。


合格しにくい自己推薦書の特徴

次のような内容は評価につながりにくくなります。

❌ 活動内容の羅列だけ
❌ 抽象的な表現が多い
❌ 学びが書かれていない
❌ 志望理由とのつながりが弱い
❌ 大学の説明文になっている


例:弱い表現

「部活動を通して努力することの大切さを学びました。」

→ 学びの具体性が伝わりません。


例:評価されやすい表現

「練習の成果が出ず悩む時期がありましたが、自分の課題を分析し練習方法を見直すことで改善を実感しました。この経験から、課題に向き合い試行錯誤することの重要性を学びました。」

→ 学びの過程が伝わります。


自己推薦書は「人物像」を伝えるもの

自己推薦書は、活動報告ではありません。

読み手が知りたいのは、

・どのように考える人なのか
・どのように成長してきたのか
・どのように学ぼうとしているのか

です。


完成度を高めるチェックポイント

書き終えたら、次の点を確認してみましょう。

✔ 経験が具体的に伝わるか
✔ 気づきや学びが書かれているか
✔ 志望理由につながっているか
✔ 自分の言葉で説明できる内容か


まとめ

合格する自己推薦書に共通する特徴は、特別な実績ではなく内容の深さにあります。

・経験が具体的に書かれている
・気づきや学びが明確
・志望理由とつながっている
・思考の過程が見える
・自分の言葉で書かれている

自己推薦書は、自分の歩みと考え方を伝える大切な機会です。

自分の経験を丁寧に振り返り、そこから得た学びを言葉にすることで、読み手に伝わる内容へと近づいていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。