推薦入試の対策を進める中で、

「対話力が大切と言われるけど、どういう意味?」
「話し上手じゃないと不利?」
「面接でうまく話せるか不安…」

と感じる人も多いのではないでしょうか。

上智大学では、対話を通して学びを深める姿勢が重視されています。そのため推薦入試でも、一方的に話す力ではなく、対話の中で考えを深めていく姿勢が評価されます。

ここでは、「対話できる人」とはどのような人物なのか、そして入試でどのように評価されるのかを解説します。


「対話できる人」=話がうまい人ではない

まず知っておきたいのは、対話力とは

✔ 流暢に話せること
✔ 話題が豊富であること

ではありません。

評価されるのは、

・相手の話を理解しようとする姿勢
・自分の考えを整理して伝えようとする姿勢
・異なる意見を受け止める姿勢

です。


対話と「発表」の違い

発表は、自分の考えを一方的に伝えることです。

一方、対話は、

・相手の問いを受け止める
・考えながら答える
・新しい視点を受け入れる

という双方向のやり取りです。

上智の学びでは、この対話的な姿勢が重視されています。


面接で見られている対話の姿勢

面接では次のような点が見られています。

✔ 質問の意図を理解しようとしているか
✔ 考えながら答えているか
✔ 分からないことに誠実に向き合っているか
✔ 追加質問にも落ち着いて対応できるか

完璧な回答よりも、考える姿勢が評価されます。


対話できる人の回答の特徴

評価されやすい回答には次の特徴があります。

・質問を受け止めてから答えている
・自分の経験や理由を添えている
・一つの答えに固執しない
・考えながら言葉を選んでいる


例:対話姿勢が伝わらない回答

質問:「チームで意見が対立したらどうしますか?」


「話し合いをして解決します。」

→ 表面的で思考が見えません。


例:対話姿勢が伝わる回答


「まず、それぞれが何を大切にしているのかを理解することが必要だと思います。意見が対立する背景には考え方の違いがあると感じているため、互いの意見を共有したうえで共通点を見つけることを意識したいと考えています。」

→ 相手を理解しようとする姿勢が伝わります。


上智が対話を重視する理由

上智の学びでは、

・異なる価値観と向き合う
・多様な背景を持つ人と学ぶ
・対話を通して理解を深める

ことが重要です。

そのため、他者の考えを理解しようとする姿勢が求められています。


対話力は日常の中で育てられる

特別な訓練は必要ありません。

次のことを意識してみましょう。

① 相手の話を最後まで聞く

途中で結論を決めず、理解しようとする姿勢が大切です。


② 違う意見を否定せず考える

「なぜそう思うのか」を想像してみましょう。


③ 自分の考えの理由を言葉にする

理由を説明する習慣が対話力を育てます。


面接で大切なのは「一緒に考える姿勢」

面接は試験というより、

対話の場

です。

分からない質問があっても、

・考えながら答える
・自分なりに整理する

姿勢が評価につながります。


対話できる人の特徴

✔ 他者の意見を理解しようとする
✔ 自分の考えを押しつけない
✔ 新しい視点を受け入れられる
✔ 考えながら答えられる

こうした姿勢が、対話できる人の特徴です。


まとめ

上智大学が求める「対話できる人」とは、話が上手な人ではありません。

・相手の考えを理解しようとする姿勢
・自分の考えを理由とともに伝える姿勢
・異なる視点を受け止める柔軟さ

こうした姿勢が、大学での学びに必要な力として評価されます。

面接は、正解を答える場ではなく、考えを共有する場です。対話を通して理解を深めようとする姿勢を大切にすることが、推薦入試の評価につながっていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。