推薦入試の対策をしていると、
「部活動の経験しかないけど大丈夫?」
「他の人と同じような経験しかない…」
「すごい実績がないと評価されない?」
と不安に感じる人も多いと思います。
しかし、上智大学の推薦入試では、経験の特別さよりも、その経験をどう考え、何を学んだのかが重視されます。
ここでは、同じ経験でも評価が変わる理由と、差がつく伝え方を解説します。
経験の「内容」より「向き合い方」が見られている
例えば、
・部活動
・文化祭の準備
・委員会活動
・ボランティア
これらは多くの受験生が経験しています。
評価の差は、
✔ 何をしたか
ではなく
✔ どう考え、どう成長したか
にあります。
同じ経験でも差が出る例
■例:文化祭の実行委員の経験
❌ 表面的な伝え方
「文化祭の成功に向けて協力することの大切さを学びました。」
→ 抽象的で印象に残りにくい
✔ 評価されやすい伝え方
「準備の過程で意見が対立し、作業が停滞する場面がありました。そこで全員の意見を書き出して共有する場を設けたところ、共通の目標が明確になり、協力体制が生まれました。この経験から、協力とは意見を合わせることではなく、互いの考えを理解することだと学びました。」
→ 経験の意味が具体的に伝わります。
評価される経験の語り方
評価されやすい伝え方には共通点があります。
✔ 状況が具体的に説明されている
✔ 自分の行動が分かる
✔ 気づきや学びがある
✔ 考え方の変化が伝わる
「役職があるかどうか」は重要ではない
部長やリーダーでなくても評価されます。
重要なのは、
・どのように関わったか
・何を考えて行動したか
・周囲とどう向き合ったか
成長のプロセスが伝わると評価が高まる
大学が知りたいのは、結果だけではありません。
・悩んだこと
・困難に直面した経験
・そこからどう変わったか
といったプロセスが人物像を伝えます。
上智が重視する学びとの関係
上智の学びでは、
・対話を通した理解
・他者との協働
・多様な価値観の尊重
が大切にされています。
そのため、
・意見の違いに向き合った経験
・人との関わりから学んだこと
は評価につながりやすい要素です。
経験を深めるための質問
自分の経験を振り返るとき、次の問いを考えてみましょう。
・どんな課題があった?
・自分はどう考え、どう行動した?
・何に気づいた?
・考え方はどう変わった?
答えが見えてくると、経験の意味が深まります。
特別な経験である必要はない
評価されるのは、
✔ 身近な経験
✔ 日常の中での気づき
✔ 小さな変化
から生まれた学びです。
経験の規模ではなく、そこからの学びが重要です。
面接でも差がつくポイント
具体的に考えた経験は、面接で深掘りされても答えやすくなります。
実体験に基づいているため、自分の言葉で説明できるからです。
まとめ
同じ経験でも評価が変わるのは、伝え方の違いではなく、考え方の深さの違いです。
・経験の状況を具体的に伝える
・自分の行動を書く
・学びや気づきを示す
・考え方の変化を伝える
特別な実績がなくても、自分の経験に丁寧に向き合うことで、評価につながる内容になります。
あなたの経験の中にも、学びのヒントは必ずあります。何を感じ、何を考えたのかを振り返ることから始めてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


