推薦入試の対策をしていると、
「何を勉強すればいいの?」
「知識が多い人の方が有利?」
「考える力ってどういうこと?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
上智大学の推薦入試では、知識量の多さだけではなく、自分の経験や社会の出来事について考える力が重視されます。
ここでは、上智の推薦入試で評価される「考える力」とは何か、そしてどのように身につけていけばよいのかを解説します。
「考える力」は正解を答える力ではない
まず知っておきたいのは、考える力とは、
✔ 正しい答えを言う力
✔ 難しい言葉を使う力
ではないということです。
評価されるのは、
・自分なりに考えているか
・理由をもって説明できるか
・別の視点を想像できるか
という姿勢です。
面接や書類で見られている思考力
推薦入試では、次のような場面で思考力が見られます。
自己推薦書
→ 経験から何を考え、どんな疑問を持ったか
面接
→ 質問に対して理由を添えて答えられるか
→ さらに深く考えられるか
ニュースや社会問題の質問
→ 自分の視点を持っているか
思考力が伝わる回答の特徴
評価されやすい回答には共通点があります。
✔ 理由がある
✔ 経験に基づいている
✔ 自分の言葉で説明している
✔ 一つの視点にとどまらない
例:思考力が伝わらない回答
「ボランティア活動は大切だと思います。」
→ なぜそう思うのかが分かりません。
例:思考力が伝わる回答
「地域の清掃活動に参加した際、普段は気づかなかった地域の課題を知りました。この経験から、地域の環境を守ることは一部の人だけでなく、住んでいる人全員の意識が重要だと感じました。」
→ 経験 → 気づき → 考え が伝わります。
上智が思考力を重視する理由
上智の学びでは、
・対話を通して理解を深める
・異なる価値観と向き合う
・社会との関わりを考える
ことが重視されています。
そのため、自分で考え、対話の中で思考を深められる力が重要になります。
思考力を深める簡単な習慣
思考力は特別な訓練が必要なものではありません。
日常の中で次の習慣を意識してみましょう。
① 「なぜ?」と考える
・なぜそう感じたのか
・なぜ問題だと思うのか
理由を考える習慣が思考力を育てます。
② 別の視点を想像する
・反対の立場ならどう思う?
・他の人はどう感じる?
多角的に考える力が身につきます。
③ 経験から学びを見つける
日常の出来事の中で、
・何に気づいたか
・考え方がどう変わったか
を振り返ることが大切です。
難しい意見を言う必要はない
思考力とは、専門的な知識を並べることではありません。
✔ 自分の経験に基づく考え
✔ 素直な気づき
✔ 理由のある意見
が伝わることが重要です。
面接で評価される思考の姿勢
面接では、
・すぐに答えられなくても考えようとする
・質問の意図を理解しようとする
・対話の中で考えを深めようとする
姿勢が評価につながります。
まとめ
上智大学推薦入試で評価される「考える力」とは、正解を答える力ではありません。
・理由をもって説明できる
・経験から学びを見つけられる
・別の視点を考えられる
・自分の言葉で伝えられる
こうした力が、大学での学びに必要な姿勢として重視されています。
日常の中で「なぜ?」と考える習慣を持つこと。それが、推薦入試だけでなく、これからの学びにもつながる大切な力になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


