自己推薦書を書いていると、
「これで伝わっているのかな?」
「良いことを書いているつもりだけど不安…」
「減点される書き方ってあるの?」
と気になる人も多いと思います。
上智大学の推薦入試では、特別な表現力よりも、自分の経験や考えが誠実に伝わることが重視されます。
ここでは、自己推薦書でやりがちなNG例と改善のポイントを分かりやすく紹介します。
NG① 抽象的すぎて内容が伝わらない
❌「私は努力することの大切さを学びました。」
❌「協力することの重要性を理解しました。」
→ 何があったのかが分かりません。
改善ポイント
- どんな場面だったのか
- 自分がどう行動したのか
- そこから何を学んだのか
を具体的に書きましょう。
NG② 実績の羅列で終わっている
❌「部長を務め、大会に出場し、ボランティア活動にも参加しました。」
→ 経験の意味が伝わりません。
改善ポイント
実績ではなく、
- なぜ取り組んだのか
- 何に悩んだのか
- 何を学んだのか
を書くことが重要です。
NG③ 大学の説明になっている
❌「上智大学は国際性が高く魅力的な大学です。」
❌「貴学の教育理念に共感しました。」
→ パンフレットの内容と変わりません。
改善ポイント
大学の特徴を書くのではなく、
- 自分の経験とどうつながるのか
- なぜ自分に合っていると感じたのか
を書きましょう。
NG④ 「学びたいです」で終わっている
❌「○○について学びたいと考えています。」
→ なぜ学びたいのかが伝わりません。
改善ポイント
- 関心を持ったきっかけ
- 疑問に感じていること
- 深めたいテーマ
まで踏み込みましょう。
NG⑤ 背伸びした表現を使いすぎる
難しい言葉や大人びた表現を使う必要はありません。
❌ 不自然に難しい表現
❌ 自分の言葉ではない文章
→ 読み手に違和感を与えることがあります。
改善ポイント
自分の言葉で、素直に伝えることが大切です。
NG⑥ 完璧な自分を演出しようとする
❌ 失敗や悩みに触れていない
❌ 成功体験だけを書いている
→ 成長の過程が見えません。
改善ポイント
- 困難に直面した経験
- そこからどう考え、どう変わったか
を書くことで、人物像が伝わります。
NG⑦ ネットの例文に似すぎている
例文を参考にするのは問題ありませんが、
- 内容が一般的すぎる
- 個性が感じられない
と印象に残りにくくなります。
改善ポイント
自分の経験や気づきを中心に書きましょう。
評価される自己推薦書の特徴
逆に評価されやすい文章には共通点があります。
- 経験が具体的に書かれている
- 考えの変化が伝わる
- 学びたい理由につながっている
- 自分の言葉で書かれている
書き終えたら確認したいチェックポイント
完成後に次の点を確認してみましょう。
- 自分の経験が具体的に書かれているか
- 大学の説明文になっていないか
- なぜ学びたいのかが伝わるか
- 自分の言葉で書かれているか
まとめ
自己推薦書で避けたいのは、「立派に見せること」に意識が向きすぎることです。
- 抽象的な表現だけにならない
- 実績の羅列で終わらない
- 大学紹介にならない
- 自分の言葉で書く
大切なのは、経験から何を考え、どう成長してきたのかを誠実に伝えることです。
完璧な文章である必要はありません。自分の歩みを振り返り、自分の言葉で丁寧に伝えること。それが、読み手の心に届く自己推薦書につながります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。

