面接対策を進める中で、

  • 想定質問には答えられるが、追加質問が不安
  • 「なぜ?」と聞かれると答えに詰まる
  • 話した内容をさらに聞かれたときに焦ってしまう

と感じる人は多いものです。

面接では、一つの回答に対してさらに質問が重ねられることがあります。これは意地悪な質問ではなく、あなたの考えをより深く理解するための対話です。

上智大学の推薦入試では、

  • 思考の深さ
  • 問題意識の背景
  • 自分の言葉で説明する力

が大切にされています。

今回は、深掘り質問に強くなるための準備方法を解説します。


深掘り質問とは?

最初の回答を受けて、面接官がさらに詳しく尋ねる質問です。

  • なぜその経験が印象に残ったのですか?
  • そのとき、どのように考えましたか?
  • どうしてその関心を持つようになったのですか?
  • 他にはどのような課題があると思いますか?

思考の過程を知るための質問です。


深掘り質問の意図

深掘り質問は、次の点を確認する目的があります。

  • ✔ 本人の経験に基づいているか
  • ✔ なぜそう考えたのか説明できるか
  • ✔ 自分の考えを整理できているか
  • ✔ 対話として受け答えできるか

正解を求めているわけではありません。


答えに詰まってしまう理由

① 結論だけを準備している

→ 理由や背景が整理されていない

② 経験を振り返っていない

→ 思考の過程が言葉にならない

③ 丸暗記に頼っている

→ 質問が変わると対応できない


深掘り質問に強くなる3つの準備

✔ ① 「なぜ?」を繰り返してみる

自分の回答に対して「なぜ?」を重ねてみましょう。

地域支援に関心がある
→ なぜ?
高齢者支援活動に参加したから
→ なぜ印象に残った?
支援が届かない人がいると知ったから
→ なぜ重要だと思った?
制度だけでは解決できない課題があると感じたから

思考の深さが整理される


✔ ② 経験の中の「気づき」を言語化する

深掘り質問では、出来事よりも気づきが問われます。

整理するポイント:

  • 何が起きたか
  • 何に気づいたか
  • 何を考えたか
  • どのように見方が変わったか

✔ ③ 別の角度から説明する練習

同じ経験について、

  • なぜ印象に残ったか
  • 困難だった点
  • 学んだこと
  • 他者との関わり

など、角度を変えて説明してみましょう。

深掘り質問に自然に対応できるようになります。


深掘り質問への答え方のコツ

✔ 少し考えてから答えてよい

沈黙を恐れる必要はありません。

✔ 結論を急がない

考えながら説明することも対話の一部です。

✔ 完璧に答えようとしない

思考の過程を伝えることが大切です。


深掘り質問の例と考え方

質問:なぜその活動が印象に残ったのですか?

→ 困難だった点
→ 気づいたこと
→ 考えが変わった点

質問:その課題をどう考えていますか?

→ 現状の課題
→ 原因の可能性
→ 自分なりの視点

👉 自分の考えを言葉にすることが重要です。


答えに詰まったときの対応

考えがまとまらないときは、次のように答えても大丈夫です。

  • 少し整理しながらお話ししてもよろしいでしょうか。
  • 明確な答えはまだ持てていませんが、現在は〜と考えています。

誠実な姿勢が伝わります。


深掘り質問は「評価のチャンス」

追加質問は不安に感じるものですが、

  • 思考の深さを伝えられる
  • 関心の強さを示せる
  • 自分の言葉で説明できる

という意味で、大切な機会でもあります。


まとめ

深掘り質問は、あなたの考えをより深く理解するための対話です。

意識したいポイント:

  • ✔ 「なぜ?」を繰り返して整理する
  • ✔ 気づきや思考の変化を言語化する
  • ✔ 別の角度から説明できるようにする
  • ✔ 完璧を目指さず考えを伝える

準備とは、答えを覚えることではなく、自分の考えを理解することです。

もし深掘り質問への対応に不安がある場合は、無料個別相談を活用するという方法もあります。対話形式の練習を通して、落ち着いて答えられる力が身についていきます。

次回は、沈黙が怖くなくなる考え方について解説します。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。