自己推薦書を書いたあと、
- 添削を受けた方がよいのか迷う
- 指摘が多くて何を直せばいいか分からない
- 直しているうちに自分の文章でなくなった気がする
と感じる人は少なくありません。
添削は、文章をより良くするための有効な手段です。ただし、活用の仕方によっては、自分の考えが見えにくくなってしまうこともあります。
上智大学の推薦入試では、整った文章以上に、
- 自分の言葉で考えを伝えているか
- 思考の過程が見えるか
- 誠実さが伝わるか
が大切です。
今回は、添削を受ける際の正しい活用法を解説します。
添削の目的とは
添削は「正解の文章に直す」ためのものではありません。
本来の目的は、
- 伝わりにくい部分に気づく
- 思考の整理を助ける
- 読み手視点を得る
ことにあります。
添削を受けるメリット
① 自分では気づかない分かりにくさが見える
書き手には分かっている内容でも、読み手には伝わりにくい場合があります。
② 思考の不足部分に気づける
「なぜ?」が不足している箇所が明確になります。
③ 客観的な視点を得られる
第三者の理解を通して、文章の伝わり方を確認できます。
添削を活かす3つの姿勢
✔ 姿勢①:すべてをそのまま直さない
添削された文章をそのまま採用すると、自分の言葉らしさが失われることがあります。
👉 修正の意図を理解して、自分の言葉で書き直すことが大切です。
✔ 姿勢②:指摘の「理由」を考える
× 表現を直された
○ なぜ伝わりにくかったのか理解する
👉 理由を理解することで、文章全体が改善されます。
✔ 姿勢③:納得できない修正は相談する
添削者の意図が分からない場合は、
- なぜこの表現が良いのか
- どういう印象になるのか
を確認することで理解が深まります。
添削でよく指摘されるポイント
- 抽象的すぎる表現 → 具体的な場面を加える
- 理由が不足している → なぜそう考えたのかを書く
- 志望理由とのつながりが弱い → 関心の流れを明確にする
- 一文が長い → 短く整理する
添削を受けるときの効果的な質問
添削を受ける際は、次のような質問をすると理解が深まります。
- 分かりにくい部分はどこでしたか?
- 何が伝わりにくかったですか?
- 印象に残った部分はどこですか?
- もっと詳しく知りたいと思った点はありますか?
👉 読み手の理解の仕方が見えてきます。
注意したいポイント
❌ 完璧を目指しすぎる
多少の表現の違いより、思考の一貫性が重要です。
❌ 添削に依存しすぎる
最終的に伝えるのは自分自身です。
❌ 何度も書き直して方向性を失う
核となる関心を見失わないようにしましょう。
添削を活かす流れ
- 自分で書く
- 添削で伝わりにくい部分を知る
- 修正の意図を理解する
- 自分の言葉で書き直す
この流れを意識すると、文章の質が大きく向上します。
添削は「思考を深める対話」
添削は単なる修正作業ではなく、
- 自分の考えを見直す機会
- 思考を深めるプロセス
- 伝える力を磨く対話
でもあります。
この視点を持つことで、添削の価値は大きく変わります。
まとめ
添削は、文章を整えるためだけでなく、思考を整理し伝える力を高めるための大切な機会です。
意識したいポイント:
- 修正の意図を理解する
- 自分の言葉で書き直す
- 読み手視点を学ぶ
- 思考を深める機会として活用する
添削を通して、自分の考えをより明確に伝えられるようになります。
もし添削をどのように活用すればよいか迷ったときは、無料個別相談を活用する方法もあります。対話を通して、思考の整理や文章の改善の方向性が見えてくることもあります。
次回は、提出前の最終チェックリストについて解説します。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


